第18回　神奈川上肢外科研究会　会長 済生会横浜市東部病院整形外科 山中　一良

第18回神奈川上肢外科研究会の会長を務めさせていただくことになりました、済生会横浜市東部病院の山中一良です。この会を主催させていただくことを大変光栄に存じ、諸先生に御礼申し上げます．当研究会には発足当初から参加させていただき、毎年楽しく勉強させていただきました。研究会とは言っても、神奈川県には上肢外科の分野で著名な先生が大勢おられ、例年、半日の開催とはとは思えない内容の濃い研究会です。
今回、教育研修講演を２演題用意させていただきました。肩に関するものとして、中川照彦先生に「肩腱板断裂の診断と治療　-鏡視下手術および後療法を中心に-
を、また、肘に関して、伊藤恵康先生に「投球動作による肘関節障害・診断と治療」を講義していただきます。日本の上肢外科をリードされる両先生のお話しを聴講できることを楽しみにしております。今回は一般演題のほかに、頻度の高い外傷の一つである鎖骨遠位端骨折のセッションを組ませていただきました。近年、鎖骨遠位端骨折に対するいろいろな内固定材料や治療法が開発されており、施設によってどのように治療が行われているか興味のあるところだと思います。
これまでの研究会に劣らぬよう、実りの多い会にしたいと思っておりますので、若い先生方もぜひ活発に討論に参加していただきたいと思います。